先日、マイノリティと呼ばれることという題名で、
記事を6つ書きました。

最後の⑥の記事で、マイノリティと呼ばれる人たちは、
仲間以外の人たちに「理解してもらえない」と言いながら、
その枠の中でしか、自分の胸のうちをさらけ出せなかったり、
周りに理解してもらえないのは、自分の内側がそうなっているからだ、
というようなことを書きました。

それについて、もうちょっと加筆したいと思います。

マイノリティの人たちは、自分たちのことについて、周りの人に
「理解してほしい」と思うことが多いですよね。

私が聴覚障害を持っているので、それを例にすると、
「職場の人は、聞こえないことに理解がないから、理解してもらえるように、
説明しないといけない」っていうことを、私もよく言っていました。

そして聴覚障害のこと、例えば、聴覚障害はどういうものなのか、
その中で自分はどういうタイプで、どういう聞こえ方か、
仕事をするうえで、どういうことが困るのか、
どういうふうに配慮してもらったらいいのか、などなど、
ほかにコミュニケーションの方法を学んだりもしました。

自分のことを一生懸命説明して理解してもらおうとする、
それでも理解してもらえないとき、
「周りの人は理解がない」なんて周りのせいにして、
自分はどんなに大変かを訴えたりするのです。

今は、なぜ一生懸命説明しようとするのに理解してもらえないか、
よくわかります。

全部、外側に向かっているからです。
外側を変えようとするからです。

外側から、周りから理解されたい、大事にされたいと思う自分は、
自分で自分のことをちゃんと理解してあげてる?大事にしてあげてる?

聞こえない人、というのは、もちろん例外もあると思うけれど、
聞こえない自分のことを、聞こえる人たちと比べて、
自分なんてだめだ、劣っている、と自分で自分の価値を低めてしまっている
ところがあるんじゃないかと思います。

そんなふうに、自分なんてだめだ、って思いながら、
周りに理解してもらおうとしたって、理解されるわけがないですよね。

なぜって、周りの世界は自分の内側の表れだから。

周りに理解されたい、大事にされたい、って思ったら、
自分で自分を大事にしてあげることが大事です。

自分を愛する、ってこと。

自分を愛する、って最強ですよ!

自分で自分を愛し始めると、周りからも愛されるようになります。

私は中途失聴で、そのために、仕事を失ったりしていたから、
「聞こえない自分はだめなんだ」っていう気持ちがかなり強くて、
まずはそんなふうに思っていることさえ知らなかったし、
それを自覚してからも、かなり長い間、そこから抜けることはできませんでした。

でも少しずつ少しずつ、自分を大事にすること、愛すること、を
し始めると、本当に周りにいる人たちが変化してきたんです。

移住してから、すぐにたくさんの人に囲まれるようになり、
そのころは、みんなの言っていることが全然わからなくて、
一生懸命自分のことを説明するけれど、わかってもらえない、って思うことが多くて、
いっぱい泣いて、最初はずっと周りのせいにしていました。

そういう感情(みんなの話がわからなくてつらい)をいっぱい感じっていったら
だんだんと周りの人が話していることがわからなくても、いちいちつらくなることは
なくなっていったし、周りの人も私にわかりやすく話してくれる人が増えていきました。

感情をいっぱい感じていくことをしたから、変化した、
のは間違いないのだけれど、それが自分を大切にすること、だったんですね。

自分の感情をちゃんと感じてあげることは、自分を大切にすることの一つです。

そんなことで、と思うかもしれないけれど、多くの人は自分の感情、
自分が普段どういうことを感じているのか、っていうことを意識していないで
生活している人ばかりなんじゃないかな、って思います。

自分が周りの言動に対して、どんな感情を感じているのか、
を自覚し、それを感じてあげることは、自分を大切にするうえでとっても大切なことです。

自分を大切にすること、感情を感じる以外にもたくさんありますが、
長くなったので、次の機会に。



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