高田さんのWSが終わってから、確実に外に出る時間が増えています。

いつもだと、寒い冬は、冬眠。
外に出るのが億劫で、暖かくなって草がたくさん生えだしたころ、
やっと庭仕事に取り掛かっていました。

でも今年は、あのWS以降、外に出るのが気持ちがよくて、
少しずつ庭の整備をしています。

割れた植木鉢やオイル缶など外に出しっぱなしになっていたものを
片付けたり、草を刈ったり。

今日も1日中、外に出て、草刈、枝の剪定なんかもやっていました。

前に住んでいた人が発砲スチロールに土を入れて、そこに植物を入れていて、
それが気になっていたんだけれど、なかなか移動できず、
やっと動かしてみたり。

家の東側には花壇があって、毎年いろんな花やハーブを植えているんだけれど、
日照時間が短く、夏になると、桑の木の葉っぱが生い茂るから、
植物があまり育たないので、今年はいつも何にも植えない南側に植えてみようと、
きれいにしたり。

南側は笹がたくさん生えていて、花やハーブの種や苗が育つかな・・・と
心配ですが、やってみようかなと思っています。

このごろ改めて、私はどういう生き方がしたいんだろうって思っていて、
出てきた答えは、

普通の生活を楽しみたい

ってことでした。

普通の生活って、私にとっては、この家で過ごす時間、庭や畑で(もちろん田んぼも)
植物や土に触れること、それを楽しみたいんです。

土に触れて、植物に触れて、その植物の恩恵をいただいて、
食べ物や身の回りのものを作ること・・・
自然のパワーを取り入れながら、暮らすこと・・・

そういう生活が私にとっては、とても楽しいことなんだなって改めて思いました。

そんなことを思っていたら、1冊の本を思い出しました。

京都の大原に住む、ベニシアさんの本です。
「ベニシアのハーブ便り」っていう本です。

ベニシアさんはイギリス人、日本に来て、日本人の男性と結婚して、
大原の古民家で、ハーブや様々な植物に囲まれながら暮らしています。

その本はたぶん、まだ東京に住んでいるときに、買った本で、
何度も何度も読み返しています。

古民家の改修の様子、家の四方に庭を作り、ハーブや植物を使って、
おいしい料理や手作り石鹸、化粧水などのレシピや、
ハーブの育て方、収穫の仕方などが載っている本で、
今思うと、ずっと前からそういう暮らしにあこがれていたんだなって思い出しました。

古民家を改修して、というところも同じだし、今あこがれた暮らしに
少しずつ近づいているんだ、と思うと、うれしいです。

でも決して、古民家に暮らしたいって強く思っていたわけじゃないんだけれどね。

偶然にも古民家で暮らすことになったけれど、
昔からの古い家で暮らして一番感じているのは、自然とのつながりです。
これを体で感じるために、私は古民家に呼ばれたのね、って思う。

この家を改修するとき、何度も何度もうまくいかないことがあって
挫折したのに、あきらめなかったのは、この家だから、自然とのつながりを
深められるってわかってたからなのかな、って今思います。

ベニシアさんのこの本は、エッセイも載っていて、
ちょっと感動したところがあるので、紹介します。

クリスマスについて、その由来を書いてあるのですが、
抜粋しすぎてるんだけれど、

「歴史を振り返ればクリスマスは古代から伝わる冬至の祭りと深くかかわっており、
キリスト教だけのお祭りではありません。
私たちの生命をつなぐ食物やすみかを与えてくれる地球と太陽に感謝し、
健康と幸せを祈るお祭りなのです」

という文を読んで、ちょっと泣けてきちゃってね・・・

自然の中で、自然と関わって暮らす人が伝えてくれることって本当に素敵だなって、思って、
私も自然から教わること、伝えていきたいな、って思ったんです。


高田さんがうちに来て、WSをやってくれて、本当に感動して、弟子になりたい、って
真剣に思ったんだけれど、弟子になっていろんなところを周るよりも、
私はこの家の周りを手入れすることをしていればいいんだな、って改めて思いました。

そうやって毎日自然と向き合っていたら、きっと対話ができるようになると思うんです。

私の家に高田さんを遣わせてくれたのは、きっと、

もっと自然と対話しなさい

っていうメッセージなんじゃないかなって思います。

今日は作業をして、草や枝を燃やしていたら、すっかり夕方になりました。

うちの裏は山だから、夕陽は見えないんだけれど、
日が暮れていくのを見ながら、たき火をするのは、とても心が癒されました。

たき火のそばで座っていたら、少し薄暗くなったころ、隣の畑を横切って、
野良猫ののらおがごはんを食べに帰ってきたのが見えたり、
さくらが珍しく抱っこをせがんで、膝の上に乗せると丸くなって眠ったり、
そんな普通の生活が愛しくなりました。

そして今日はちょうど満月。

そのままたき火を焚いて、空を見上げると、月がとても美しく、
夜空には星は少しだけしか見えないけれど、それもとても美しいと思いました。

そのとき初めてそんなことを思ったんだけれど、

夜はこんなに美しかったんだ

って。

昼間にはそれほど思わなかった、たき火の炎も夜にはとても美しく、
暗闇だから光が美しいんだ、って改めて思って、

光も闇も両方美しいものなんだ、って思いました。


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