気が付けばもう10月も半ばになり、9月からずっと、田んぼ、畑、庭仕事に明け暮れて、
土と植物に触れる毎日でした。

お天気のいい日は、外に出て、土と触れ合いたくなるので、
ブログの更新も止まっていたけれど、ここのところしばらくは雨、
やっと落ち着いてブログを書こうかな、という気になってきました。

まずは、田んぼのことから書いていこうかなぁ(*^-^*)



さかのぼって、8月下旬から、稲刈りの準備が始まっていました。
その日は確か雨、山に入って、刈った稲をかけておく「おだ」を作るために、
竹を切り出しました。

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3人で2か所の山で確か20本以上切り出し、それだけでも大変ですが、
山から切った竹をおろす作業もあり、本当に重労働でした。
雨で気温が低かったから、まだやりやすかったけれど、
これで気温の高い日だったら、へとへとになっていたと思います。
私は最後のほうは、さすがに男性二人にお任せしましたけどね(^_-)-☆

そして日を改めて、9月初めごろには、切った竹で、「おだ」作り。
この日も雨でした。

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稲をかき分けながら、田んぼの中におだを作る作業は、これまた大変で。

2人で田んぼの端から端までの幅もある「おだ」を、5つ作り、
朝から夕方までみっちりかかりました。

1年に1回しかやらない「おだ」作り。
ひもの結び方など忘れてしまうので、ああでもない、こうでもない、と
何度かやり直しもあって、そして、台風が来ても、絶対に倒れない「おだ」を
作りたいので、その強度にはこだわります。
そうすると、結構時間がかかってしまうのですね。

そうして夢中でやっていたとき、周りの自然に溶け込んでいる、
自分とその周りとの境目がなくなっている感じがして、
自分がなくなっているような気がしました。

いつもは、「自分が○○している」という意識があるのですが、
そのときはそれがなく、存在がいて、行為がある、そんな感じでした。

その全体に溶け込む、というか、全体しかない、っていうか、
その感覚はとてもリラックスしたものでした。

だからでしょうか、とても重労働だったのに、夕方まで体はよく動き、
疲れもあったけれど、次の日もとても元気でした(たぶん(^_-)-☆)

そういうとき、よく動いてくれる、この体が誇らしい、って思うんです。
生命力にあふれています。


「おだ」ができると、いよいよ稲刈り!

1人で1畝を刈った後は、お友達二人にお手伝いをお願いしました。

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竹で作ったおだにかけた稲はやっぱり美しい♡


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今年初めて、裸足で稲刈りをしました。

アーシング、ですね♡

稲の切り株や草などが足の裏に当たって痛かったですが、
気持ちよくて、長靴を履いてやるのとは、疲れが全く違いました。
あまり疲れなかったんです。


稲刈は、3日ほどかけて3畝が終わり、1週間ほど「おだ」で干した後は、
初めて機械が入り、コンバインで脱穀。

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脱穀した後は、まだ少し水分が高かったので、家の庭で天日干し。


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水分が15,5%以下になったところで、いつもお世話になっている農家さんで
もみすりをしてもらって、玄米になりました!

普段は白米(8分づき)を食べていますが、籾摺りしたばかりのときは、
玄米でいただくことにしています。

一口一口、味わいながら、そのお米のエネルギーが私の体の隅々にまで
行きわたるのをイメージしながら食べていると、涙ぐんでしまいます。

自己流で、正しいやり方なんてわからないけれど、
春のころ、田起こしから始まって、これもまた重労働、

農業用水が始まると、水を溜めるために、もぐらやザリガニの穴を埋める日々。
今年はザリガニに悩まされました。

5月の田植えはお手伝いもしてもらい、あっという間に田植えは終わったけれど、
ジャンボタニシのおかげで、小さな苗は食べられ、何度も補植しました。

でもそのジャンボタニシは、稲が大きくなり、草が生えてくるころには、
草を食べてくれるようになり、今年は草取りをあまりしなくて済みました。
とても助かりました。

8月には稲の花が咲き、そのお花でフラワーエッセンスを作りました。

そうして8月下旬からおだを作って、9月には稲刈り、脱穀、籾摺り・・・

こんなふうに、3月ごろから9月までの半年間、
太陽、土、水、風の恩恵を受け、稲、草、カエル、様々な虫たちと触れ合い、共生しながら、
お米作りをしたことが思い出され、そうやってできたお米をいただくと、
涙ぐんでしまうのです。


自分のお米ができた後も、my田んぼの方々のサポートで、
9月はほぼ毎週土日、1日田んぼにいました。

そういうときのお昼ご飯は、必ずおむすびを作りました。

朝炊き立てのご飯を、手のひらで、
「私の働く力となってください」と祈りながら、握っていました。

そうやって握ったおむすびは、祈った通り、私の働く力になってくれ、
1日田んぼで作業しても、そんなに疲れることがなかったんです。

お米は昔から神様への捧げものとして、とても神聖なものであり、
邪気を払って、光を取り込んでくれるもの。

そういう神聖なお米を自分で作れること、そのお米が私に生命力を与えてくれること、
本当に本当にありがたいことだなあって思います。


そして先日、新米が収穫できたことへの、感謝の舞をしました。

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前夜は大雨が降ったけれど、朝には止み、踊り始めた昼には青空も見えてきて、
とても気持ちよく踊れました。

今回、飛び入りで参加してくれた田んぼ仲間のKちゃん、
ぶっつけ本番で踊ってくれて、

「自然や、田んぼや、山や水の神様と
お話ができたような気持ちになって
感謝と喜びで、涙がでてきました」

と、うれしい感想をくれました。

田んぼでお米を作り、感謝の舞ができるって、
私にとっては、こんなにうれしいことはない、って思っているんだけれど、
それをKちゃんにも共有してもらえて、本当にうれしかったです。

いつもアワの歌を歌ってくれる、きみちゃん、歌に振付をしてくれる、ゆうこさん、
そして、一緒に踊ってくれた方たち、本当にありがたい気持ちでいっぱいです♡



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輪になって踊ったこの写真、古代にタイムスリップしたみたい(*^-^*)





募集中です

★ 3回目の石窯を作るWS

日時:10月29日(日) 10時半から夕方まで
場所:匝瑳市まりりん邸
参加費:2000円