先日、いつもお世話になっている農家の香取さんに
しめ縄づくりを教わって、2019my田んぼのスケジュールは終了しました。
来年1月には希望者のみ参加してもらい、味噌づくりがあります。


20191214_104005

20191214_113806

20191214_110729

20191214_120051

全員(と言ってもお休みの方も多かったんですが…)
が揃うのは最後なので、1年お米作りをした感想をシェアしました。

中には会社を辞めて新しい人生を歩むことになったという方も。
田んぼがきっかけで、自分のこれからの人生を考えるきっかけになった、
ということを聞くと、スタッフとしてもうれしい気持ちになります。

田んぼは何かを変える力があります。
何度も書いているけれど、ある年のmy田んぼの方が、
1日中田んぼで草取りをしてたら、そのあと1週間くらい涙が止まらなかった
と言っていたことがあって、それは大地、自然の力が浄化してくれたんだなって
思います。

自分の中の積み重なったネガティブな感情などを開放して、
潜在意識にあった「私は本当はこういうことをしたい!」という思いを
浮き上がらせてくれると思うんです。

だからお米作りって、自分で食べるものを作れる安心感と、
自分のやりたいことに目覚めるきっかけをくれるものでもあるんじゃないかな。

そして、今年私がとても印象に残っているのは、
70代の方が東京から二人my田んぼに参加してくれたことです。

今まで70代の方が参加してくれたことはなく初めてのことでした。
体力的にどうかな…と心配もしていたのですが、
終わってみれば、そんな心配は全くいりませんでした!

逆にほかの方や畔の草取りも自主的にやってくださったり、
暑い中も駅から自転車で来てくださったり、
こちらがたくさんの刺激をいただきました。
そして来年もお二人とも継続しくださる予定です。

お二人を見ていて思ったのは、
「私も70代まで田んぼができる!」ということ。

おひとりの方は、メールもインターネットもしないということで、
いつもスタッフが電話連絡していました。
そして私は電話ができないので、時々お手紙をくださるんですが、
それを読むと、すごくいろんなことを活動的になさっていて、
それが元気のもとなんだなって思いました。
そして私にいつも「ありがとう、ありがとう」と言ってくれて、
そういう心の持ち方も学びになります。
この前いただいたお手紙の中に、
「来年は新しことに挑戦しようと思っています。
 手話を習おうと思っています」と書いてあって、
それを読んだ途端、嗚咽して泣いてしまいました。
よく思うのですが、私は田んぼで出会う方々が好きで、
親しく交流できることに心からの喜びを感じています。



20191214_141116

しめ縄づくりの日の午後は希望者の方と一緒に、
ゆずのWSをしました。

ゆずをたくさんいただいたのですが、一人では使い切れないし、
シェアするのが楽しいんです。
東京だったら買わないと手に入らないものが田舎ではいただくことができ、
それを使って生活に役立つものが作れるなんて、
私にとっては最高に楽しこと!
そういうことはどんどんシェアしていきたいです。

作ったのは、ゆずジンジャー酵素ジュース、ゆずポン酢、化粧水(のもと)
などなど。

ゆずジンジャーと化粧水は出来上がるまでに少し時間がかかりますが、
ゆずポン酢はその場で味見させてもらったら、
めちゃうま!!

ゆずの化粧水は今1年漬けたものを使っているんですが、
つるつるになって、ほとんど化粧水だけつけて1日過ごしても乾燥しないです。
すごい!

私はやっぱり身近な自然のものを使って元気になったり、きれいになったり、
そういうことが好きだし、深いところが喜んでいるような感じがします。
来年もこういうことをたくさんやっていきたいな(^^)



2019年の田んぼは終わりましたが、早速2020年の準備が始まりました。
新しく同じ田んぼのメンバーになった方が、「冬水田んぼ」に興味があるということで、
先日新しいメンバーで、畔をきれいにして水を溜めてきました。

20191222_104110

早々に水が溜まっています。
しばらくはこのままにして、また来年作業をします。

来年のお米作りに向けて、もう楽しみな気持ちで年を越せそうです。