そしてつい最近は、やっと帰省してきました。

いつも帰省すると、実家でのんびりしたり、名古屋で友達と会うことが
多いのですが、今回は自分の地元を少し回ってみようと思いました。

地元を離れてから、ずいぶんたっているので、町もかなり変わっているだろうな
と思って、どんなふうに変化しているのが見てみようと思いました。

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まず行ってみたのは、真清田神社。
子どものころからよくお参りしてました。
それがレイライン上(春分の日と秋分の日に、太陽が通る道。
北緯約35度23分を結ぶ直線上)にあると最近知って、
それは改めて行ってみなければ、と思ったんです。

拝殿で手を合わせ、お参りすると、突然涙が出てきました。
ありがたいっていう気持ちが湧き上がってきて、
ただただ、ありがとうございます、と心の中でつぶやきました。

なつかしい気持ちにもなり、地元に戻りたいんじゃないかって
一瞬思ったんですが、それよりは、いつもお参りしていたところの神様が
久しぶりにお参りに来た私のことを、暖かく迎えてくれているんじゃないか、
そちらのほうがしっくりきました。

そして境内をぐるりと回ったのですが、こんな神社もありました。

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服職大神。

御祭神は、萬幡豊秋津師比賣命(よろずはた とよ あきつし ひめのみこと)
織物の神様です。

私の地元、尾張一宮は、昔は織物の町として栄えていたんですが、
今は衰退の一歩。

でもこうやって織物の神様が祭られていて、時々千葉や東京の手芸店で、
「尾州のウール」として布が売られているのを見ると、
衰退していると言っても、やっぱり織物の町なんだなと、
その街に生まれた私が、街を離れてから、洋裁が好きになったっていうのも
すごくご縁を感じます。
もしかしたら、町にずっと住んでいたら、洋裁を好きにはならなかった、
そんな気もします。

それであるとき手芸の本を見て、帰省の折には一度行ってみたいと思った、
”リテイル”、という昔の繊維会社の建物の解体を阻止すべく、作られた場所。
駅近くにあります。

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こんなレトロな建物で、

中は、布屋さん、リメイク屋さん、スーツ屋さん、カバン屋さん、などの
お店が入っています。

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これは、アールマテリアルプロジェクト、という布屋さん。

布見本になっていた端切れなども安く買えたりします。
こういう場所にいるだけで、ワクワクします♡

服職大神をお参りして、そしてこういう場所に来て、
私はやっぱり布を使ったことをしていきたい、それをなりわいにしたい、
って新たに思いました。

そのために、地元を一度、回ってみようと思いついたのかもしれないです。



そして、もう一つ、この地元でやってみたかったことがありました。

最初からやりたかった、というよりは、神社をお参りしたり、
周辺を回っているうちにそうしたいという気持ちになりました。

私は20歳から36歳まで、地元で保育士をしていたんですが、
聞こえなくなってやめることになりました。
そのときの私の心境からしたら、やめさせられた、と言ってもいいかもしれません。

もうすごく昔のことなのに、それはいい思い出になっている、と思っていたのに、
そうではなかったと気づいたのが、本当につい最近のことです。
ブログにも書きました。

聞こえなくなって、保育士を辞めさせられるような自分を許していなかった

ということに改めて気が付いたところでした。

やめたとき、すぐに東京に移住しました。
その場所でどう生きて行けばいいのかわからなかった、
新しい場所に行けば、やり直せると思ったんです。

帰省してもあまり地元を回ってみることはしなかった、
逃げていたのかもしれないです。

だから向き合ってみようと思いました。

まずは、市の職員として勤めていたので、市役所へ。
そこはすでに新しくなっていて、昔の面影はなく。

そして少し歩くけれど、最初に勤めた保育園に行ってみようと思いました。
私がいくつかの園に勤めた中で、駅から一番近いところにあったからです。
もちろん外から見るだけです。

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近くまで来ると、なつかしさ?つらい気持ち?わからないけれど、
涙が出てきます。

私の中に、まだなんとも言えない感情が残っているのを感じました。

でもこうして向き合って、対峙して、自分のことを許すことが少しずつ、
できるのかもしれません。

今、とても楽しい暮らしをしているから、もう昔のことはいい思い出になっている、
そう思っていても、今のできごとを通して、まだ解決していない、と教えてくれます。

それを無視することもできるけれど、そうすると、いつまでも「まだ解決していない」
と教えてくれるようなできごとが起こってしまう。

私はそれを繰り返すのがいやなので、その都度その都度、向き合うことをしていきたい、
そしてどんどん軽くなっていきたいのです。


2020年の初めに思うこと③ に続きます。