2020
年の初めに思うこと①
2020年の初めに思うこと②

帰省中の気づきや感じたこと、思ったことは、本当にいっぱいあって、
どうしてこんなに!とうれしい驚きなんです。

毎年帰省するとだいたい行っている、名古屋の熱田神宮にも行ってきました。
ここ数年友達と行っていたけれど、今回は一人で行ってみました。
去年行ったときは、3日に行ったので、もうすごい人!
ゆっくり回るところではなかったので、今回はゆっくり回ってみました。

もう中旬ごろとはいえ、初もうでの人は結構います。
拝殿前は並ぶほどでした。

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鳥居をくぐると、とても気がいい♡

広い境内をゆっくり回って、最後、宝物殿を見てみよう、
そんな気になりました。
だいたいどこの神社に行っても、宝物殿を見ようなんて思わないし、
入ったこともないけれど、
”企画展 日本書紀の世界” というのに惹かれてなんとなく入っていったんです。

日本書紀というから、書物の展示がほとんどなんだけれど、
ところどころ、絵画もあります。

その中の絵画で、釘付けになったものがあります!!

それは「斎庭(ゆにわ)の稲穂の神勅」と題名がつけられたもので、
天照大御神は、日本を治めることを邇邇芸命(ニニギノミコト)に託し、
その際に、天照大御神は邇邇芸命に稲穂を授け、
それを地上で育て国を振興させることを任された、その様子を描いたものでした。
斎庭とは、天上の田んぼのことです。

もうそれを見たとき、そこから動けず、涙があふれてくる。
宝物館から出た後も、その日は一日中、深いところから湧き上がるものがあって、
歩いていても泣いたりして、感動が止まりませんでした!

そして思い出しました。
ブログにも書いているけれど、何年も前、まだ会社員だったころ、
伊勢神宮へのお参りの際、猿田彦神社にもお参りしたときのこと。
もう一度改めて書いてみます。

猿田彦大神は道開きの神様。
会社員だった時の私は、自分がどう生きていいのかわからなかったと思います。
そんな気持ちで祈っていたと思うのですが、お参りした後、
なぜか拝殿の脇にある道が気になりました。

そこを歩き始めた途端、体が勝手に動いて走り出し、そのわき道を通り、
神社の裏まで行き、裏にあった大きな石碑の前で泣き崩れたのです。

そのときなぜここまで来たのか、そしてなぜ泣いているのか、
全くわかりませんでした。
私の中で不思議な出来事として、心に残っていたのですが、
その数年後、それがどういうことだかわかったんです。

数年後また、猿田彦神社にお参りしていました。
一緒に行った人に、その不思議なできごとを話して、
そのわき道をまた歩こうとしたとき、
奥に「御神田(おみた)」と書いてある、立て看板を見つけました。
前にはなかった立て看板、そのときは田んぼでお米作りをしていたので、
その看板の文字にピン!ときました。

田んぼだ!

裏に田んぼがある!

そして裏に行ってみると、田んぼがありました。
その季節は農閑期だったから、苗や稲はなかったけれど、
確かに田んぼでした。

そして私が泣き崩れた石碑には、「御神田」と書いてあったんです。

それですべてがわかりました。

私は田んぼに導かれていた、って。

会社員だったころ、これからどう生きて行っていいのかわからない私に、
猿田彦大神は、田んぼへ行くのだ、と導いてくれていたんです。

そのできごとを、斎庭の稲穂の神勅という絵画を見て、思い出しました。

田んぼでお米を作ることは、天照大御神が、国の振興のために、人々のために、
授けてくれたものだった!
天照大御神も天上の田んぼでお米を作っている、とても神聖であり、
私たち日本人にとって、なくてはならないもの、
これが、これを食してこそ日本人だ、というものなんだと思う。

それを作る、ということに導いてもらったということは、
まだ言葉では言い尽くせない、深い意味があるのだと思う。

そして今、自分でお米を宇作るだけじゃなくて、それをサポートする活動も
させてもらっていて、それも導いてもらったんだと思う。
それをどうしてもやりたいと思ったわけじゃなく、流れでそうなったという感じだけど、
何事も偶然はなくて、必然なんだなって。

ということで、これからも田んぼでお米作りをすること、それを多くの人と
一緒にできるような活動をこれからも楽しんでいきたいって改めて思いました。

ということで、2020my田んぼ募集始まってます。
           ↑
       ここをクリックすると見られます。


ちなみに…
お米作り以外にも、天照大御神は、口の中に蚕を含んで、絹糸を採ったんだそうです。
それが養蚕の始まり、衣服の始まりだそうです。

こうして人々にとって大切な、食、そして衣、を天照大御神は示してくれた、
その道を私は進んでいる、そのことに、とても感動するし、すごく神聖な
気持ちになるのです。



熱田神宮に行く前にも、地元の小さな神社に二つ寄りました。

1つは猿田彦神社でした。
末社か摂社だと思いますが、道開きの神様にお参りしたから、
熱田神宮で、斎庭の稲穂の神勅 に出会えたのかもしれません。

今回の帰省で、4つの神社にお参りしてきました。

いつもではないですが、時々神社にお参りすると、不思議なことが起こったり、
神様が見守ってくれている、というのを感じるときがあります。
そして今回のように、啓示、というようなものをもらえたりもします。

それは、外の神様にお参りしているというよりは、そうすることで、
自分の中の神様にお参りをして、神様からの啓示が、
自分の中から湧き出てくる、そういうものなのかもしれません。

自分の中から出てくるものを信じられなくて、否定してしまう人は
多くいると思います。
それで誰か人を通して自分は何をすべきか、どうしたらいいのか、と
聞いて安心するけれど、また時が経つと、人に聞かないと不安になってしまって、
行動に移せない…

だから本当は誰かに聞くのではなくて、自分の中から湧き出てくるものを
信じてみる、それがすぐに自分のやることにつながらなかったとしても、
それでやっぱり違うじゃん、と否定するんじゃなくて、
それはやりたいことに近づくための第1歩だったと信じてやってみれば、
いつかつながっていくんだろうなって思うのです。

とにかく、食と衣の道、田んぼでお米作りをすること、
衣服を作ること(いずれは糸を紡いで織物も)、
私はそれをしていくんだ、そうしたいんだ、という気持ちに満ち溢れている今です。



今回の帰省では、ほかにもとてもうれしいことがありました。

姪(妹の子供、23歳)が去年赤ちゃんを産んだので、
そのお披露目会が、甥(妹の子供、21歳)が勤めるレストランでありました。

まだ4か月くらいだけれど、もう人見知りをして、私が抱っこすると泣いちゃう(T_T)
でも2時間も一緒にいるだけで慣れて、抱っこしても泣かなくなって、
笑ってくれるように。

言葉を発しない、頭で考えない赤ちゃんは、人のエネルギーを感じて、
この人は安心♪ってなついてくれるのかなって思いました。

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妹は47歳にしておばあちゃんになったので、
私はおばあちゃんのお姉さん。
もうおばあちゃん気分です💕

姪っ子も甥っ子も、若いながら、自分の道を歩んでいて、素敵だなって思いました。