2020年も大みそか。
今日は結構冷えていますね。
昨日は買い物に行き、今日は少しだけ掃除して。

正月のお花は生けて、これでいいかなぁと思ったけれど、
やっぱり外にも少し飾りたくなって、
今日も少しだけ買い物に。

25日にはテレビ撮影、26日は石鹸作りのWS、
28日と29日には田舎暮らし体験の方々が来てくださって、
年末まで何かとせわしない日々でしたが、
その体験から、いろんなことを感じたので、
書き留めておこうと思います。



まずは、25日のテレビの撮影から。

11月から4回目、最後の撮影の日。
俳優の石丸謙二郎さんが、お宅訪問で来てくれました。

うちの中外を案内し、最後に二人で対話をする場面も撮影するとのことで、
いろいろ聞かれました。

私は今までの暮らしでいろんなことがあったこと、
聞かれたことは、結構包み隠さず、いいところばかりじゃなくて、
失敗とかも赤裸々に話しました。

そうしたら、石丸さんが、

「松原さんが素直だから、みんなに助けられているんですね」と
言ってくれたんです。

初めて会った、数分しか話していない人がそんなふうに言ってくれて、
自分でも実は、私のいいところは素直なところだ、と思っているのですが、
それが良い方向にばかり行かないこともあって、
素直に自分の思っていることを伝えることが怖くなったりしていたのですが、
でもこれからも、恐れることなく、自分の思ったことを素直に表現し、
伝えていこうと改めて思ったんです。
やっぱりそれが私のいいところなんだもの。

他にも、この前のブログでも書いたけれど、
普段思っているけれど、それを聞かれて言葉に出してみて、
その言葉に癒されたってこともこの時もあって、
私は今回たまたま受けたテレビ取材で、
自分の今までの経験を振り返り、自分の思いを改めて言葉にしたことが、
癒しとなって、自分の心の中に、細胞に、深々と染みていったような気がしました。

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石鹸づくりのWSは、田んぼ仲間のお二人が来てくれました。


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ゆずの石鹸、おいしそう(*^-^*)

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今回、すぐに固まってくれて、いい感じにできました(*^-^*)

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少しお試しで、ゆべしも作ってみました。

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2月か3月くらいに、紙をほどいて食べられます。

いろんなゆべしの作り方があるみたいですが、
今回は味噌の中にくるみやごま、松の実を入れた、
おかずやお酒のおつまみになるようなものを作ってみました。

他にも、ゆず果汁や化粧水を作ったりして、
少人数の参加だったので、ゆずをふんだんに使ったWSができました。

ゆずの石鹸は、皮と精油を入れて、とても香りのよいものができました。
今までの石鹸作りでも、一番の出来じゃないかって思います。

まだゆずがあるので、来年1月中旬くらいまでできますので、
やりたい方は、声をかけてくださいね。

夏には、梅、秋には、柿、冬にはゆず、
身近にある果実を使ったてしごとは本当に楽しいです。
やっていて、心がワクワクします。
来年は、もっといろんなもので(果実だけじゃなくて、ハーブや野菜などでも)
加工品を作るWSをしたいなって思っています。

一人でやっても楽しいけれど
何人かで協力しながらやるのも、すごく楽しいです(*^-^*)



28日と29日は、都会から田舎暮らし体験の親子さんが来てくれました。

28日はお母さんと、7歳と9歳の男の子。

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おかあさんのご希望で、またまたゆずの石鹸づくりや
ゆずで化粧水、シロップ作りをしたり、
薪割り、たき火で焼き芋、ネコと遊ぶ、など
いろんな体験を楽しんでくれました。

二人の男の子、
何にでも興味を持ってくれて、目の前のことに夢中。
例えば、ネコが外に出てきたら、ネコと遊ぶことに夢中になって、
「薪割りするよ~」と声をかけても、全く乗ってこない。

薪割りに興味がないかと思ったらそうじゃなくて、
ネコたちが姿を消すと(もう十分遊んであげたからいいでしょ、みたいにいなくなる)
薪割りに夢中で、二人で一つの斧を取り合い。

薪割りに夢中になっていると、「イモが焼けたよ~」と言っても、
全然食べに来ない。(薪割り満足すると食べていました(*^-^*))

薪割りはとても楽しかったようで、
時間になって、お母さんが「帰るよ~」と言っても
なかなかやめることができない感じでした。

子どもって、そのとき目の前にあることに夢中になれる、
次はこれがあるよ~と言っても今やっていることに夢中。
大人はそうはいかないところもあるけれど、
私はそういう目の前に夢中になれる大人になりたいなって思いました。



29日は、お父さん、お母さんと、5歳、1歳の男の子が来てくれました。

このご家族の希望は、手作りピザを石窯で焼いて食べること、
薪割り、たき火で焼き芋でした。

最初5歳の男の子がちょっと怖がりで、
何かするにも怖い~、嫌だ~、と言っていたんだけれど、
ピザを作る時間になったら、野菜を切ったり、
ピザの生地を伸ばして、生地に野菜やチーズを乗せたりすることは
とても喜んでやってくれ、

いつもは小食であまり食べない、とのことだったのに、
ピザはおいしい、おいしいといっぱい食べてくれて、

「おばちゃんの作ったピザおいしい!」
なんなら、夕食もピザ食べたい、みたいに言ってくれて、
「おばちゃんもうれしいよ~♪」と。

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その後の薪割りはあまり好きじゃなかったみたいだけれど、
たき火をするのに、たきぎを集めたりすることや
火をおこしたりすることがとても楽しかったようで、

何度も何度も「楽しい!」と連発してくれました。

帰りの車の中で、「今度はいつ行くの?」と両親に聞いていたそうで、
初めて来た場所、初めて会ったのに、そんなふうに親しみを持ってくれて、
本当にうれしいと思って。

お母さんは、ここの暮らしのことや聴覚障害のことを聞いてくれたので、
少しお話ししたけれど、

「聞こえないから、こういう人相手の仕事ができると思っていなかったけれど、
少しずつ自信を持って、今は自然体で人と関われるようになってきた」と
話していたのですが、自分で話して、それが癒されて。

田舎暮らし体験は、初対面の方が来てくださるのですが
始めたころは、ドキドキ。
聞こえないから、うまくコミュニケーション取れるかな、
来てくれる人は、迎える人(私)が聞こえない人で嫌じゃないかなって。

でも続けていくうちに、初対面の方をお迎えすることが怖くなくなって
今回のように、最初は人見知りしてても、
慣れてくると、すごく楽しんでくれる子供たちを見ていると、
私もとてもうれしい♡

保育士をやめて、15年くらいたつけれど、
この日、お母さんに昔保育士だったと話したら、
「そんな雰囲気がある、子どもへの接し方がうまい」と言ってもらえて、
なんだかそれもうれしくて。

田舎暮らし体験は、私が普段やっていることを
体験してもらうんだけれど、
来た人みんな楽しいって言ってくれる、
それは、私がこの暮らしを楽しんでいるからなんだろうなって思うし、
だから気負わず自然体で、初対面の人とも接することができる、

保育士をやめたときは、しばらくつらかったけれど、
こうやって子供たちとも自然体で関わることができて、
今、幸せな場所(環境)にいるんだなって改めて思いました。
そして、幸せな場所で、自分の好きなことでお仕事が少しだけどできている、
そのことに、とても喜びを感じています。

そして、縁もゆかりもない人たちがこうやってうちを訪れてくれて、
一期一会の出会いかもしれないけれど、
子どもたちも、自分や家族の子供でなくても、
知り合いの子供でなくても、愛しいなぁと思えるのは、
いつかやっぱり、血縁の、とか戸籍上の、家族じゃなくて、
縁がある人は誰でも家族として、つながっていけたらいいなぁと思う、
以前からの私の思いが、いつかかなうのかもしれないなぁなんて思っています。



まだ書きたいことはあるのですが、疲れたのでここまでに。

とにかく、今年は自分の内面の変化、
心の傷(今、さとうみつろうさんの ”0Rei”という本を読んでいるのですが、
それによると、心の傷じゃなくて能の傷だそう)が少し癒され、
少し出口が見えてきたような、そんな2020年の終わりのような気がしています。

私は、実体験を持って、自分が変化していくのを感じています。
すごい人の話を聞いたり、本を読んで気づいて変化していくのではなくて、
いててててっ!とぶつかって初めてわかるタイプだなぁって思います。

心の傷(脳の傷)の癒し方、というか、その変化については、
また書いてみたいです。

やりたいこともいっぱいで、来年も楽しくなりそうです(*^-^*)